先日、化粧品会社の方との会話の中で「フローラルウォーター(芳香蒸留水)は化粧水として使えるか?」という話題が出ました。
わたしは、もうかれこれ10年以上、芳香蒸留水を化粧水として使っています。
個人的には、合成の香料や保存剤など添加物が入った市販の化粧水より、よっぽど安全だと思ってます。
芳香蒸留水は、植物を蒸留する時にとれる水分のことです。
植物を蒸留すると、芳香成分が水蒸気として揮発しますが、その際に水分と油分に分かれ、水分がフローラルウォーター(芳香蒸留水)、油分がエッセンシャルオイル(精油)となります。
こちらは、工房和桜さんの水蒸気蒸留研究会でクロモジを蒸留した時のもの。
下にたまっているのが芳香蒸留水、上澄みでうっすらたまっている茶色い部分が精油です。
クロモジの芳香蒸留水、ほんのり甘い香りがしました。
マッハ、ピュアステ、というのは蒸留器具の名前です。(微妙に香りが違うんです)
この芳香蒸留水、1年以上前のものですが、不思議と腐りません。
むしろできたてよりも、マイルドでいい香りになってます。
もちろん、これらも化粧水代わりに使ってます。
ちなみに10年使っている芳香蒸留水はこれ。
「月桃ほの香」。
沖縄に住んでいる友人が送ってくれたのがきっかけで使うようになりました。
化粧水として販売されているわけではないので、顔への使用は自己責任になりますが、100%天然の芳香蒸留水です。
わたしは小分けスプレーに移し替えて、そのまま肌にシュッシュとつけてます。
夏はこれだけでOKだし、冬はグリセリンを少し混ぜて。
この「月桃ほの香」、生産者さんが昨年変わったようですが、今のものがなくなったら、新しい生産者さんの分も試してみたいと思います。
※芳香蒸留水を化粧水として使う場合、初めて使われる方やお肌が敏感な方は、顔につける前に腕の内側に少量つけて、赤くならないか、痒みや傷みがないかパッチテストをしてから使ってくださいね。植物自体にアレルギーがあるといけないので。