東京都消費者センター試験研究室長を務め、40年以上、食品の安全を研究されてきた著者・増尾清さんがたどりついた結論。
それは、「伝統的な日本の食事=一汁三菜」でした。一汁三菜とは、ご飯とみそ汁、主菜(肉魚卵料理)に副菜2品のことです。
ごはんとみそ汁は、9種類の必須アミノ酸がそろい、抗酸化酵素を合成することができる最高の組み合わせのようです。
漬物の乳酸菌は免疫力アップ、
納豆は肝臓・腎臓の機能アップ、
酢の物には殺菌作用があります。
そして、和食の下ごしらえには農薬や添加物を解毒する作用もあり、まさにいいことづくめ!
我が家は毎晩ご飯とおみそ汁ですが、副菜が足りてないかな。。1品は野菜ともう1品はネバネバ(キノコ、海藻類)が理想的のようです。
また、備忘録として、安心な食品の選び方もメモしておきたいと思います。
<安心な食品のえらび方>
・農産物は○○県よりも○○町産のものを選ぶ。
・水産物は○○県や○○港よりも○○沖表示のものを選ぶ。養殖よりも天然ものを。
・畜産物は国産牛、国産豚、輸入肉よりも和牛、黒豚を選ぶ。
最後に、御年89歳の増田さんがおっしゃることは、添加物や農薬に対して100%除外すると潔癖になるのではなく、70%くらいの気持ちでいること。そして健康と長生きの秘訣は笑顔でいること、だそうです。
無理のない範囲で楽しみながら食と向き合うことが大事ということですね。
危ない食品に負けない食事法
増尾 清 (著)青春出版社 (2013/7/10)